閉じる

品番がわからない場合

1 2 3 4 5 6 7 8 9 次へ

建築家紹介

【第67回】松永安光氏に人脈インタビューを仕掛ける

松永安光氏かれこれ20年近くも続く「アーキテクト訪問記」に登場する建築家で、インタビュー以前に会った回数が断突に多いのが松永安光さん。かつて槇文彦氏が定義した「平和の時代の野武士たち」のひとり安藤忠雄氏を10年ほど前に、同じく伊東豊雄氏を数年前に、そして松永さんを「最後の野武士」としてインタビューするチャンスが自然と巡ってきた。建築家は歳とともに活動を控える人もいるが、逆に松永さんは法華の太鼓よろしくますます活動的だ。コンペに連続的勝利を収め、HEADの理事長をしつつ、洋の東西を問わず海外視察を続け、書籍をどしどし出版するという八面六臂の活躍!これは歳を重ねた建築家の有り得べきひとつの姿を提示しているのではないか。
松永事務所(近代建築研究所)は僕の事務所から300mほどで、井の頭公園を一望する素晴らしさ。小学校は公園の池を渡って明星学園に通っていたから、きっと懐かしくてここを事務所に選んだと推察。僕は「西荻窪建築フォーラム」という飲み会で松永さんをはじめ、他の著名建築家たちと長い付合いだが、そこでいつも話題になったのが松永さんの博覧強記・記憶抜群な特質。打合せでもメモは不要という奇特な人!その恵まれた才能でさらなる活躍を期待!

略歴松永安光/Yasumitsu Matsunaga

1941
東京生まれ
1965
東京大学工学部建築学科卒業
1972
ハーバード大学デザイン学部大学院修了
1965-
芦原建築設計研究所(~1971)
1972-
TAC(アメリカ、~1973)
1974-
芦原建築設計研究所(~1979)
1977
株式会社柴田・高・松永設計プランニング事務所設立
1980
株式会社SKM設計計画事務所と改称
1980-
SKM設計計画事務所代表取締役(~1992)
1986
ワシントン大学客員教授
1991-
東京工業大学非常勤講師(~1992)
1992-
近代建築研究所代表取締役所長(~1997)
1993-
東京理科大学非常勤講師(~1994)
1994-
東京芸術大学非常勤講師(~1996)
1994
名古屋大学非常勤講師
1997
武蔵野美術大学非常勤講師
東京電機大学非常勤講師
1997-
鹿児島大学工学部教授(~2007)
2007-
近代建築研究所代表取締役所長
2008-
上海同済大学客員教授(~2009)
2009-
東京都市大学客員教授(~2010)
2010-
東京芸術大学大学院非常勤講師(~2012)

受賞歴

1967
セントラルガラス競技設計 1等
1990
新日本建築家協会新人賞
1992
神奈川県建築コンクール入賞
1994
長野オリンピック村競技設計入賞
1995
長野放送会館競技設計入賞
千葉市優秀建築賞
1996
千葉県建築文化賞
2001
日本建築学会作品賞
日本建築学会作品選奨
2008
日本建築学会作品選奨
2009
日本建築家協会環境建築賞
2010
オガールプラザ事業公開プロポーザル入選
2012
住田町庁舎公開プロポーザル入選
2013
滝沢市IPUイノベーションセンター公開プロポーザル入選
2014
木材活用コンクール部門賞
都市住宅学会業績賞
2015
大槌町復興拠点施設公開プロポーザル入選
木材活用コンクール農林水産大臣賞
2016
BCS賞
日本ファシリティ―マネージメント大賞

著作

1981
『マニエリスムと近代建築』(共訳)彰国社
1982
『Kazuo Shinohara』IAUS(ニューヨーク)
1984
『ゆらめくアール・デコ』(共著)六耀社
1996
『建築入門・世界名作の旅100』彰国社
2001
『コーリン・ロウは語る』(共訳)鹿島出版会
2005
『まちづくりの新潮流』彰国社
『建築入門・世界名作の100』中国語版
2006
『まちづくりの新潮流』韓国語版
2007
『地域づくりの新潮流』(共著)彰国社
2008
『地域づくりの新潮流』韓国語版
2009
『まちづくりの新潮流』中国語版
2015
『リノベーションの新潮流』(共著)学芸出版社
2017
『世界の地方創生』(共著)学芸出版社

展覧会

1990
熊本アートポリス展
1991
JIA新人賞展
1992
熊本アートポリス展
2001
日本建築学会賞受賞作品展
2003
世田谷の集合住宅展
建築家による集合住宅展
2008
日本建築学会賞受賞作品展
2009
日本建築家協会環境建築賞受賞作品展

主な作品

1973
ホテル・バーナディン・リゾート施設(TACにて担当)
1974
南予レクリエーション都市計画案(個人として受託)
1979
柏岡邸
1980
アトリエ小林ビル
谷津保健病院
1981
研究学園都市の住宅
1982
研究学園都市の住宅-2
1983
サンライズビル
PNK川崎田町技術研究所
PNK久ヶ原住宅
1985
目黒ロイアルハイツ
桜村立桜南児童館
1986
PNK東川崎工場
1987
PSK本社工場
H CLINIC
INSCRIPTION
S VILLA
T HOUSE
1989
代田の集合住宅
池袋シティハイツ
上板橋の集合住宅
GMBビル
ニスコン駒込ドミ
大成プレハブニューモデル「オーバル」
1990
牟礼の集合住宅
PSN水戸工場
1991
Y'S COURT NAKAHARA
電子科学工業本社工場
1992
PNK水戸工場
新井クリニック
1993
PNK山梨工場
K HOUSE
1994
熊本市営託麻団地
1995
パティオス4番街
川口邸
1996
グランツオーベル世田谷代田
1997
金澤邸
1998
長野オリンピック村
福井邸
1999
中島ガーデン
2000
サリーレ成城
2001
日本パーカライジング大神工場
オーベルアバンタージュ目白
2002
ヒルトップテラス
多摩昆虫園公衆便所
2003
笛吹川リゾートビレッジ計画
2004
ヴァンヴェール小金井公園
2005
福井CLINIC
トゥトゥジャルダン
光が丘プレッソ
金峰マリンファーム基本計画
2006
南山セレブタウン
2007
環境共生ハーモニータウン
環境共生ラメール中名団地
2008
メゾンデスール
2009
メゾンドゥーズ
トゥトゥベリーはるひ野
久我山宣教会
2010
高橋邸
2012
オガールプラザ
木村邸
2013
布田マンション
2014
滝沢市IPUイノベーションセンター
住田町役場

1 2 3 4 5 6 7 8 9 次へ

TOTOホームページの無断転用・転記はご遠慮いただいております。

Page Top