- 1.建築家紹介
- 2.厳しい能代の自然に育まれた少年時代
- 3.建築家への衝動
- 4.建築修行時代を経て
- 5.仲良し兄弟会社の発展
- 6.多種多様な住空間をデザイン
- 7.学生時代から行動派の建築家兄弟
- 8.建築作品ギャラリー
学生時代から行動派の建築家兄弟
学生時代から行動派の建築家兄弟
バイクでアメリカ5000kmを走破する!
では最後にプライベートな話を聞かせてください。今度は新さんから趣味を教えてください。
新氏:趣味が多くて、オートバイとか、車とか、キャンプとか、釣りとか、カヌーも。アウトドアな感じですね(笑)。皆そうだと思うんですけれど、自分が生きていて関わる家で使う皿とかにもこだわりたくなっています(笑)。
集めているのですか。
新氏:集めるというか、出会った時に買うんです。そうすると全部が趣味な気がするんです(笑)。事務所まで来るのに車やオートバイに乗るので、それにこだわりたくなっちゃうんです(笑)。
行動的ですね。
新氏:どちらかというとそうですね。
学さんはどうですか。
学氏:趣味というのは難しいですね。僕はどちらかというと逆に趣味がない方だと思います。ずっと昔は釣りでしたが、今好きなのは旅行ですね。淵上さんも同じような感覚だと思うんですけれど、全部見てから死にたいというのがあります。全然実現的でないんですけれど。アフリカは北の方にしか行けてないなとか、若いうちにはできるだけ遠いところに行って、年を取ったらアジアに行こうとか。
いいですね。それは学生の時からやってることですね。
学氏:そうですね。弟はオートバイそのものが好きですけれど、僕はツーリングがしたくて、バイクの免許を取りました。
バイクに乗っているのですか?
学氏:最近は乗っていないんですけれど、学生の時に買いました。
新氏:僕は一昨年、アメリカを5,000km走って来たんです。
ええー!それはスゴイ!バイクを向こうに持っていったのですか。
新氏:向こうで借りました。去年は北海道を1周しました。
学氏:僕が最近ハマっているのはサボテンで、要は盆栽です。年を取ったなと思うんですけれど(笑)。
新氏:あとはサッカーのテレビ観戦じゃない(笑)。
それで学さんのマンションのテレビはそれほど大きくなくて、かっこいいスクリーンがあったのですね。
学氏:そうです。プロジェクター歴は長いんです。どうしても家を建てた時にはプロジェクターを付けたくて。子供の時から映画が好きで、受験の前の日もゴールデン洋画劇場を見ていたくらい好きでした(笑)。
納谷事務所では日曜日も働くことがあるのですか。
学氏:ないですね。
新氏:基本的には休みです。どうしてもそこでしかクライアントに会えない時には別ですけれど。
今後どんな建築をつくりたいですか。
学氏:やっぱり公共性のあるものをつくりたいです。住宅が嫌だというのではなくて、住宅はこれからもつくっていくと思うんですけれど、もっと不特定多数のパブリック性の高いものをつくりたいですね。
新さんも同じですか。
新氏:それもそうですけれど、ハードじゃないことをやりたい感じもあります。ソフトがあってハードってつくられるじゃないですか。ソフトのところから建築で入っていって、ハードに繋がっていくみたいな。
それは難しそうですね。
新氏:そういう意味では最近ソフトのプロデューサーと一緒に入って、意見を交わしながら、街づくりの手前みたいなことをやっているのは、面白いというか、新しいことをやれていると少し感じます。もちろんハードは魅力的だし、やりたいんですけれど。その方がハードのクオリティが上がると思うんです。お金になるとかじゃなくて、興味があります。
いわゆるクリエイティブ・ディレクターのような仕事ですね。
新氏:今まではソフトの人がいて、ソフトのことが終わって、次にハードとバトンタッチだった気がします。昔だと建築家はインテリアはやらないみたいな。ですから僕らは最初からインテリアをやって行こうと、そこに垣根をなくしたかったんです。それが今ハードだけじゃなくてソフトもと、そこの垣根もなくしたいと思います。
拡大する建築家ですね。
新氏:何でもやりたいんです(笑)。
今日は面白い話がたくさん聞けました。ありがとうございました。
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