【第66回】菅原大輔氏に物語る風景のインタビューを仕掛ける

建築家紹介

菅原大輔菅原さんは今や世界的に知られたパリのJakob + Macfarlane（ジャコブ＋マクファーレン・アーキテクツ）で修行を積んだ。最近このインタビュー・シリーズでは珍しい海外派だ。身長187cmもある長身の彼は、海外でも臆することなく堂々と振舞えたらしい。羨ましい。彼はこの海外修行を学生時代から目論んでいた。そのため早大大学院を修了した2003年に一級建築士を取得するという、自分の将来像を見据えた早業！若いのに深謀遠慮・用意周到！テレビのコマーシャルに「情報、分析、戦略、決断」というのがあるが、彼にはプラス「実践」があった。

浅草生まれのチャキチャキ江戸っ子は、毎年クリスマス・パーティを開催し誰でも呼ぶ気さくさ。事務所は集合住宅デザインの手練れ、谷内田章夫さんの設計で特にアプローチはカッコイイ。インタビューに先立って自邸の「時の流れる家」を拝見させていただいた。わが家にも時は流れているが全然違う素晴らしさ！まだ作品数が少ない割にはバラエティーに富んだ建築タイポロジーを手掛けている。建築創造へ向けての新しい未来を予感させる建築家と見た。

略歴

菅原大輔／Daisuke Sugawara

1977: 東京都生まれ
2000: 日本大学理工学部建築学科卒業
2003: 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了
2004: C+A tokyo / シーラカンスアンドアソシエイツ
2004-: Jakob＋Macfarlane（フランス、～05）
2006-: Shigeru Ban architect Europe（フランス、～07）
2007: SUGAWARADAISUKEを設立
2013-: 日本大学理工学部非常勤講師
2015-: 早稲田大学創造理工学部非常勤講師（～16）
2016-: 東洋大学理工学部非常勤講師
2016-: 早稲田大学創造理工研究科博士後期課程在籍中

受賞歴

2000: 第23回学生建築設計優秀作品展　大学代表（主催：レモン画翠）
2001: 第1回「空き部屋の有効利用」グランプリ受賞（主催：ペインハウス）審査委員長；隈研吾
2003: 早稲田大学修士計画奨励賞受賞
第17回建築環境デザインコンペティション　選外佳作（主催：東京ガス）
2009: JCDデザインアワード2009　BEST100（主催：日本商環境設計家協会）
2010: 150人著名人のチリ・ハイチ大地震復興支援Tシャツ　招待（主催：丸の内ハウス）
2011: JCDデザインアワード2011　BEST100（主催：日本商環境設計家協会）
JCDデザインアワード2011　銀賞（主催：日本商環境設計家協会）
2012: JCDデザインアワード2012　銀賞（主催：日本商環境設計家協会）
第44回中部建築賞（主催：一般財団法人東海建築センター）
2014: 日本建築学会作品選集2014年掲載作品（主催：日本建築学会）
2014年日本建築学会作品選集新人賞（主催：日本建築学会）
平成26年度日本大学理工学部学会・協会賞
Design for Asia Award 2014　佳作（主催：Hong Kong Design Centre）/ 香港
Design for Asia Award 2014　銀賞（主催：Hong Kong Design Centre）/ 香港
ARCHITIZER A+ AWARDS 2015　2作品でFinalist　入賞（主催：Architizer）/ アメリカ
2015: Design for Asia Award 2015　銅賞（主催：Hong Kong Design Centre）/ 香港
2016: Archilovers Best Project 2015　入賞（主催：Archilovers）/ イタリア
KIDS DESIGN AWARD 2016（主催：KIDS DESIGN AWARD）/ 日本
2作品が日本建築学会作品選集2016年掲載作品（主催：日本建築学会）/ 日本

主な作品

2003: 大手町募金インスタレーション「募金のカタチ」
2006: “Body LandSpace” / Archilab　2006
2008: 耐震リフォーム-地形的空間「Flow」
2010: ニコニコトレンド発信基地　ニコニコショップ
2011: CELL + fabric/wood
切通しの家
陸前高田市の仮設住宅団地
森のオフィス
2012: りく✕トモ - 震災地支援インスタレーション
2013: 石切の家
TRATTORIA KAWANABE
牧場創菓momom - 幕張新都心店
2014: 時の流れる家
ゆたか幼稚園
2015: よこてのわがや - 古民家再生コミュニティーキッチン

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