シックハウス対策とTOTOの対応
シックハウス対策(国および業界の動向)
近年、住宅の気密性が向上したことなどにより、シックハウス症候群が問題となっており、国や業界で指針や基準が設けられています。
2002年 | シックハウス症候群の原因とも言われるVOC13物質について、室内濃度指針を示す(厚生労働省) |
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2003年 | 建築基準法が改正され、13物質のうちのホルムアルデヒドとクロルピリホスについて規制が施行 |
2009年 | 建材業界では、建材に使用されると考えられる化学物質として4VOC(トルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン)の自主基準を設定し、お客様が製品を選ぶ際の目安とすべく「4VOC基準適合(木質建材)」の表示を開始 |
2019年 | 厚生労働省は入手可能な科学的知見に基づきVOC13物質のうち3物質(キシレン、フタル酸-n-ブチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル)の室内濃度指針値を改定、これをうけて建材業界はキシレンの放散速度基準値を改定し 4VOC自主表示制度を見直し |
シックハウス対策へのTOTOの対応
建築基準法に基づくシックハウス対策
TOTOでは建築基準法改正の規制対象であるホルムアルデヒドおよびクロルピリホスに対して以下のような対策を行なっています。
- ホルムアルデヒドについて
TOTOでは、商品に使用する建築基準法規制対象建材は、全てホルムアルデヒド発散建築材料区分最高等級(F☆☆☆☆)の低ホルムアルデヒド建材を使用しています。
- クロルピリホスについて
一切使用をしておらず、今後もクロルピリホスを塗布、散布、含有する材料は使用禁止としています。
建材業界、住宅設備業界の4VOC自主基準に基づくシックハウス対策
建材業界の対応
ホルムアルデヒドの法規制に加え、(財)建材試験センターが建材に使用されると考えられる化学物質として4VOC(トルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン)の部材放散速度基準値を示し、各業界団体が「4VOC基準適合」の自主表示を開始しています。