(http://www.jw-soho.com/)
インタヴューの前に―
   ペキンのインターナショナル・スタイル
物件データ
インタヴュー1
インタヴュー2
インタヴューを終えて


●インタヴューの前に―ペキンのインターナショナル・スタイル

 連載も4回目で折り返しである。今まで3回の連載では、ドイツ、オーストラリア、日本の3つが深く設計のテーマに関わった物件を紹介してきた。今回取り上げるのは「建外SOHO」(「建外」とはこの物件のそばを通る通りの名前「建国門外大街」からきている)で、日本の建築家山本理顕氏が設計したことでも知られる今北京で最も話題の住宅地区である。日本のメディアでも大分取り上げられているからご存知の方も多いだろう。設計者は日本人だが、建物は「日本風」という感じは一切ない。「中国風」というモチーフもまったく見られない。インターナショナル・スタイルで、非常に無国籍な感じのする場所になっている。真っ白でグリッド状の外観、さまざまに立体的にしつらえた地上レベルの外部空間は、非常に大きな規模でモダン空間を実現している。角刈りでスーツを着た警備員の間を金髪の欧米人がベビーカーをひいて行き来し、9時にはきちんとした身なりの中国人たちが各棟の職場に急ぎ足で歩いていくのをみると、日本以上に現代的な空間がここには出来たのだと思うことしきりである。今回はこの物件に関わったデヴェロッパーのスタッフで住人でもある女性と、最上階を借りてSOHOにしている日本人と中国人のカップルにそれぞれ話を聞くことができた。

建外SOHO外観(上左、上中)、約27m角の正方形平面のタワーが南北軸に対して25度振られて立つ。7期に別れた全住宅区の最終的な延べ床面積は70万平米とのことだが、現在3期までが竣工して入居者が入っている。住棟が斜めに振られていることに加えて、地下1階、1階、基壇上の4階レベルなどが立体的に連結されているのがこの住区の特徴でもある。歩いていてもいろんな情景が現れて楽しい(上右、下左)。独立低層棟はシーラカンス、低層商業部分はみかんぐみというともに若手の日本の建築家グループが協働設計で入っている。地上レベルではステージが組まれてイベントが開かれたり(下中)、ワゴンが出てフリーマーケットが開かれたり(下右)もしている。



●物件データ

プロジェクト名:建外SOHO
位置:北京市朝陽区東三環中路
規模:総敷地面積12万平米、延床面積70万平米
開発商:SOHO中国有限公司
設計・監理者:山本理顕設計工場
設計協力者:
 建築:小嶋一浩+小泉雅生+赤松佳珠子/C+A、みかんぐみ
 構造:構造計画プラスワン
 設備:環境エンジニアリング
 照明:光環境計画
 サイン:廣村デザイン事務所
 アートワーク:ZENJI
 施工図設計:北京新紀元建築工程設計、北京東方華太建築設計工程、中国風景園林計画設計研究中心



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