<建築概要>
JR大阪駅・地下鉄梅田駅前に建つ老舗百貨店である。女性客を意識したトイレ改修は、10年ほど前に婦人靴とバッグのフロアである4Fトイレを女性専用としたことに始まる。また、障害のある方や乳幼児連れの方への配慮も順次整えられている。
今回の改修は事前に調査を行い、フロアごとの利用者数、男女比、年齢層、現状の評価など実態と要望を把握し、コンセプトの決定、設計をおこなっている。
広々としたスペースの利用によって、全体的に器具数は減っているが、ゆとりや余裕を持たせることができ、とても満足しているということである。
<6F西改修のコンセプト>
6Fは「美と健康」関連のフロアである。西トイレはフェイシャルエステなどビューティ関連のショップや、リラクゼーション関連のショップに隣接する。売り場のデザインと色彩計画に関連性を持たせ、リラクゼーションの雰囲気を重視してデザインされた。壁面や洗面器に使われたガラスの透ける素材感が海の中にいるようなゆらぎ感を与え、花の華やかさで癒され、リフレッシュできるような空間となっている。
<9F西改修のコンセプト>
9Fは「宝飾・美術」関連の売り場と外商サロンのフロアである。そのため、「高級感のある落ち着いたトイレ」をテーマとした。「外出先のお化粧室」をイメージし、壁面に使った淡いクリーム色の大理石と、それとは対照的な黒い木目をポイントに使うことで、高級感、落ち着きと少しの緊張感を感じさせている。