<建物コンセプト>
若松病院では、癒しの療養環境をつくりあげるために、周辺の風景に対して「潤いの空間を内在」する病院が目標とされ、豊かに植栽された中庭や屋上庭園が自然そのものを感じさせる場となっている。
このような環境とマッチするよう、内装も木目を基調とし統一感を持たせ、また木の温もりを感じられるようにしている。
<建物の特徴>
1、2Fは外来の診察室が主で、中庭を中心に「口の字形」に配置され、外来患者がどこにいても自分が行くべき場所がすべて視野に入る構成となっている。
3、4Fは病室階となっており、東病棟・西病棟とふたつにゾーニングされ、それぞれに中庭が設けられて、それを囲むように病室とスタッフステーションがレイアウトされている。
<トイレの特長>
「トイレ数室と洗面、汚物処理・蓄尿コーナー」をひとつのユニットとしてまとめた「分散ユーティリティ」を病棟の1看護単位に4ヶ所配置している。4つのトイレは車いす対応トイレ、男性トイレ、女性トイレの組合せと左右勝手によってさまざまなパターンをもたせている。また大便器をすべてウォシュレット付の洋式便器としたことで、清潔になり、患者の局所の衛生管理や床ずれが改善された。トイレのシンク深さや広さ、位置などにも看護スタッフの提案が生かされている。