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インタヴューの前に
  ―日本以上に日本らしい住宅地
  
物件データ
インタヴュー1
インタヴュー2
インタヴューを終えて


●インタヴューの前に―日本以上に日本らしい住宅地

 今回は日本人が多く集まるマンションを対象にしようといろいろ調べた。北京で手に入る日本語の無料情報誌には賃貸情報も出ていて、そこには日本人入居率というデータを記載しているものもあるのだが、100%と表示されたマンションも結構ある。

結局もっとも古い部類に入る、80年代から日本人用公寓(高級住宅)として知られている光明公寓を取材することができた。もう20年近くの歴史を持った公寓で、日本人入居率は8割を超す。近隣は外国人向けの公寓が集まる地区で、日本人向けの飲食店もいくつかできている。日本大使公邸の向かいで日本人学校にも近く、それで言えば北京の日本人街の中心にあると言っても過言ではないだろう。

実際に訪ねてみると、日本の80年代の建売住宅地の雰囲気が色濃く残っていた。大事にメンテナンスされているせいか、竣工時の状態がそのまま大事に確保されているように思われた。80年代に作られた日本にある建売住宅地は、きっともう住人もだいぶ年をとって建物も古びてしまっているだろう。しかしここでは子供のいる駐在員が3−5年スパンで滞在して出て行くというサイクルが繰り返されるので、住人は常時若くて活気がある。子供たちが元気に遊んでいる様子を見ると、建物などのハードだけでなく住人も含めたソフトの部分でも80年代の状態がそのまま残されているような、時間が止まっているような感じがした。ここには日本以上に日本らしい80年代の建売住宅地が残っていたのだ。

インタヴューは公寓設立時からずっといらっしゃる管理部門の方と、日本人住人のご夫婦にお話をうかがうことができた。

「光明公寓」各部。メインゲートの看板、右側に見えるのが高層の大厦部分、この後ろに独立低層の公寓部分がある(左上)。3階建ての公寓が見える、長屋タイプのように見えるが構造上はつながっていない。後ろの緑のあいだに円形屋根の黒川紀章設計の中日文化交流センターが見える(中上)。Cタイプ129平米の住宅外観、3階建てで3LDK+ロフトになる(右上)。99年に第2期で作られたアメリカ式公寓。面積は日本式より大きいがすべて2階建てで3階建てはない(左下)。公共部分の池、その向こうにビアガーデンが見える。冬はスケートリンクになるとのこと(中下)。敷地中央にある屋外プール、取材日が日曜だったからか結構にぎわっていた(右下)



●物件データ

プロジェクト名:光明公寓
位置:北京市朝陽区亮馬橋路
規模:総敷地面積5.6万平米、日本式公寓、アメリカ式公寓、大厦の3部分からなる。
日本式公寓135棟、総延床面積18,306平米、戸別床面積212−107平米の5タイプ、
ミサワホーム設計、1986年4月開業。
アメリカ式公寓25棟、総延床面積5,246平米、戸別床面積218−185平米の3タイプ、
ダニエリアン社設計、パラゴンホームズ施工
光明大厦、延床面積13,303平米、オフィスと32室のホテルからなる。13階建て
開発商:北京光明飯店有限公司




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