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劉:この規模で三室というのは北京ではなかなかないんですよ。130平米だと二室一庁や二室二庁は多いけれども個室が三室とれるというのはなかなか見つからなかった。150平米超える物件なら別ですが、それだと僕らの予算を超えてしまう。結局ここは平米7800元だったんですが、この面積なら我々の予算内だったので。 松:そうですか、今いるこのリビングはだいぶゆったりしていますが、やはり小さく別れた部屋が必要なんですね。 劉:僕らの場合、寝室と書斎と子ども部屋という3つの個室はどうしても必要だったのです。深センや広州のほうでは、同じ面積でもっと小分けにすることが多いです。出張でむこうに行くと同規模で四室一庁のマンションに友人が住んでいたりします。 それから、このタイプは外形がほぼ長方形で開口をとるために複雑な形状にしたりしていない。そのために使用率が高いのも重要でした。同時に検討した物件はどれも77%くらいの使用率で、ここはそれに比べてだいぶ高かった。この住宅区のなかの、特にこのタイプの使用率が高いんですよ。 松:場所についてはいかがですか?西四環というのは、北京ではどちらかというと開発が遅れている地域ですけれども。 劉:むしろ四環のそばで高速道路との連結がいいのは便利です。南側の阜成路は市の中心に出る幹線で、そう混まないし、私の会社は市の西の方にあって車で通勤していますが、渋滞にあわないで済むのも大きい。問題があるとすれば四環の音ですね。交通量が多いので音もうるさい。ここは比較的中に入ったところなのでそれほどでもないですが、住宅区の中ではうるさいところもあるでしょうね。デヴェロッパーが遮音壁を設けると聞いています。 松:このマンションを買うにあたって、ほかに同時に購入を検討していた物件はありますか? 劉:これに出会うまで1年近くいろんなマンションを見たんですが、それまでいいのがなくて、この物件を見てすぐ気に入って、1週間後には契約していました。 松:具体的にはどういうところが気に入ったんでしょう? 劉:面白いところに住みたかったんです。ここの外観はほかの北京の住宅とは全然違うでしょう?それで言えば、同じ西四環にある「麗城」にも興味がありました。日本の六角鬼丈が設計しているんでしょ?あの屋根が波打っているところもよかったんだけど、ユニットがどれも大きすぎた。で、予算も考えるとここになったというわけです。あと、あそこは西郊飛行場に近いから騒音も気になったし。あとは、そうだなあ、ここの現場を見たのは2002年の6月で、そのころはまだ最上部まで構造ができていなかったんですが、現場がきれいで施工もしっかりしていそうだという感じがしたんですね。まあこれは私たちが建築の勉強をした人間だから、少し専門的な見方かもしれないけれど。結局モデルルームと同じ住戸タイプを買うことにしたんです。
松:実際住まわれてみてどうですか? 劉:ここは管理費が高いんですよ。月額平米あたり3.9元で500元ちょっと払っています。そのかわり管理がいいですね。なにか設備上問題があればすぐ解決してくれるし、外の緑化もきちんとしているし。 松:公共部分のサービスについてはどうですか?満足されていますか? 劉:集会施設やフィットネスなどはないんですよ、小さな屋外テニスコートがある程度で、僕らも忙しいのでそういうのはなくてもいいんですが、子供向けの遊具や老人向けの運動装置なんかが本当はもっとあったほうがいいでしょうね。そういう世代の人たちも結構いるし。それから道路の遮音壁もちゃんと作ってほしいとは思っています。 松:お二人は北京の出身ですか? 劉:いや2人とも外地人(よそからやってきた人間、という意味)です。僕は北京グリーンカードを持っています。 松:北京人でないことで、今北京でマンションを買う上での問題はありますか? 劉:いや、今はないですね。少し前まで外地人が北京で住宅を買う際には別に課税されたんですが、その制度は最近なくなりました。ただし経済適用房のような安い住宅は、今でも北京人しか買えないんじゃないかな。そういう意味では、まだ外地人は北京人と区別されてしまっていますね。 松:内装について教えてください。今の仕上げはすでに工事に込みだったと聞きましたけれど、これはどのタイプも同じ仕上げということですか? 劉:いや、床壁についてはいくつかサンプルがあってそこから選べたんです。一番シンプルなのを選んで、居間は石、寝室はフローリングにしました。壁と天井は真っ白です。今年の4月にはほぼそこまで工事が終わって、2ヶ月ほど乾燥期間をはさんで7月に引っ越してきました。 松:家具や照明器具は既製品ですよね? 劉:そうです、これはいくつか家具屋を回って選びました。テレビはまだ寝室だけで居間には買っていません。フラットテレビだと5万元くらいするのでまだ買えないんです(笑)。
劉:20年の銀行ローンがあって、それから水と電気で月150元くらい、中央温水暖房が一冬3000元くらいです。 松:窓まわりの断熱はしっかりしているみたいですね。空調は使いますか? 劉:冬は中央制御の温水暖房だけで十分ですね、窓の断熱もしっかりしているし。夏は電気でクーラーを使います。あ、あと駐車場代がかかります。 松:ああ、この地下の駐車場ですね。 劉:いや、地下のスペースは月480元もして高いんで使っていないんです。外の露天のを借りています。月100元ですから。 松:あとそうだ、細かい話ですが北京で住宅を購入したお二人の子どもが北京で生まれれば、子どもの戸籍は北京人になるんですか?学校に入る上での手続きなど面倒なことがあるんでしょうか? 劉:子どもも北京籍はとれないんですよ。しかし大きい問題ではないです。今は子どもも、どの学校にも自由に行かせることができますし。 松:近所付き合いなんかはどうでしょう?お向かいと仲がいいとか、よくつきあいがありますか? 劉:いやつきあいはまったくないです。向かいは事務所に使っているみたいですがよくわかりません。このマンションのある海淀区はマンションを事務所にすることに寛大で、ここもオフィスに使われている住戸は結構あるようです。個人的にはあんまり歓迎はしていないですけれども。 松:住人どうしの集まりとか活動のようなものはないんですか?パンフレットにはそういうものも作られる予定だ、というようなことが書いてありましたが。 劉:あんまりないですね。集会施設もないし。みんな忙しいんじゃないかなあ(笑)。 松:住人は若い人が多いんでしょうか? 劉:若いカップルが多いと思います、子どももよく見かけるし。180平米以上の大型住戸だと年配の人もいるんじゃないですかね。 松:ところで劉さんは今年でおいくつなんですか? 劉:28です。 松:早いですよね、その年齢でこんなに大きな住宅を持ってるなんて。子どももなしで共働きだと、やっぱり仕事で忙しいんでしょう? 劉:もう結婚2年だし、家を持つのはこの年齢ではそうめずらしくないですよ。北京じゃあね。建築関係のCG製作会社で、僕は動画部門のディレクターを、妻はパース製作をしていますが、仕事が本当に忙しいんです。今はこのままやっていこうと思っています。忙しくて夜しか家をお見せできなかったのは残念ですが、昼だとまた印象が違うと思うんですよ。 松:そうですか。南側はフルハイトの窓があって中庭に面しているわけですよね。そうすると、この真っ白の内装はもっと明るくて広く感じられるんだと思います。今回はお忙しい中お話を聞かせてもらって、ありがとうございました。 |