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インタヴューの前に―北京で徳式生活
物件データ
インタヴュー1
インタヴュー2
インタヴューを終えて


インタヴューの前に―北京で徳式生活

ペキンは現在環状線が六重にまわっていて、住んでいると四環の内側くらいまでが市域、四環の外側だと郊外という実感がある。五環までくると建物より道路が目立つ感じだ。また大まかに言って大使館のある東側は外国人が多く高級なイメージが、大学の集まる北部は早くから整備され学術的なイメージが強い。結果的に南、西側はどちらかというと庶民的な地区だったり未開発だったりするところが多い。
 以前から西四環を車で通ると内側に細長い窓が並んだカラフルな住宅地区があるのが気になっていた。市西部は開発が遅れていて、四環のこのあたりになるとところどころ大きな一画が突然住宅開発されていたりゴルフ場になったりして茫漠とした感じがある。その中で突出して目立つこのカラフルな物件が、今回紹介する「北京印象」という住宅地区である。
 四環から見ると「北京印象」という大きな看板が建物の上に載っていて、足元に貼られた広告には「徳式生活(ドイツ式生活)」と大書きされている。特に目立つのは外壁の色と縦長の窓。カラフルな色で外壁が塗り分けられている。住棟のヴォリュームも変わっていて、マッチ箱の並行配置でなく低層棟と高層棟が貫入したような形をしている。外壁の色の塗り分けがヴォリュームの分節を強調している。窓は細長い掃出し窓が多用されているのが北京の他の住宅とはだいぶ異なった印象を与える。
 すでにこの夏に竣工した物件で、取材時には住人の入居が始まってからすでに3ヶ月ほど経過していた。完売はしていないので住区内に販売ルームが置かれ、空いている住戸のいくつかがモデルルームとして利用されている。資料を見るとドイツのミュンヘンに拠点を置くOtto Steidle(http://www.steidle-partner.de/index.htm)の事務所が設計に関わったことがわかった。デヴェロッパーを介して、
中国側の設計事務所の担当者と実際の住人を紹介してもらうことができた。今回はこの2者へのインタヴューを通して北京の「徳式」住宅について考えてみたい。

「北京印象」四環からの遠景(上左)、南側立面(上中)、敷地南東角の住棟ヴォリュームの複合の様子(上右)、低層棟の屋上部は緑化されていて公共部として使われている(下左)、住棟をくぐって敷地をつっきる遊歩道(下中)、全体模型、低層と高層の関係がよくわかる。(下右)



●物件データ

プロジェクト名:北京印象(Beijing Image)
位置:北京市海淀区阜成路115号(西四環定慧寺立交橋東北角)
規模:総敷地面積(緑地帯含む)10.6万平米、建設用地4.69万平米、延床面積17.0万平米(地上13万、地下4万)、緑化面積6万平米
投資商:北京金都房地産実業股有限公司
開発商:北京世紀景源房地産開発有限公司
設計:Otto Steidle+九三建築設計研究院
施工:南通三建北京公司
機能:1号楼は事務所兼用住居、1階に大型商業施設。2−7号楼は高級住宅。7号楼1階に共有健康施設。地下1階に駐車場、戸数と駐車台数の比率は1:1
住戸タイプ:住宅は80−250平米の間で選択可能。事務所兼用住宅は60、120、180、200平米の中から組み合わせて1000平米以上まで一体利用可能。すべて床壁天井の仕上げ済みの状態で分譲引渡し。

 

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