【歯の管理】
アメリカの人たちは歯がきれいで、年を取られた方でも入れ歯や金属
をかぶせた歯の人をほとんど見ません。
年をとられても化粧したり身だしなみをきちんとしている人が多い中、
加えてきれいな自前の歯の人を見ると、明るくまぶしいものさえ感じ
ます。
アメリカの人はジュース類やチョコレートやクッキーやケーキなど甘
味が強い物の摂取量が特に多そうに感じるのですが、きれいな歯の人
が多いのは本当に不思議です。
理由について私の英語の先生に伺ってみたところ、誘因と考えられる
ものとして、以下のことを挙げてくださいました。
・6ヶ月ごとに定期検診を受け、虫歯の早期発見・早期治療に努める。
・水道水に虫歯予防のためのフッ素が入っている。
・食事の後まめに歯磨きをする。
・カルシウムを努めて摂る。
歯磨き用品売り場には、さまざまなデザインの普通の歯ブラシをはじ
め、部分磨きの各種歯ブラシ・糸ようじ・フロスなど口内をきれいに
するものの他、歯医者さんが使うような先が針状になっているデンタ
ルピックや口内鏡・虫歯治療の際に詰めてもらう薬や痛み止めの薬な
どもあり、必要に合わせて買うことができるようになっています。
日本人の女性でアメリカ人と結婚し、長くアメリカにいる人(65才
以上の方)に伺うと、「食事のあとは主人の影響で時間をかけて磨く
ようになりました。フロスで歯間を丁寧にきれいにするようにしてい
るせいか、アメリカでは虫歯になったことがなく、現在夫婦ともに虫
歯は一本もありません。歯の治療費が高いのも アメリカの人たちが
虫歯にならないように努めている理由だと思われます」と話してくだ
さいました。
ここでも自己管理の世界を感じます。
*6ヶ月ごとの検診の際の歯石取り
私が先週初めて歯の検診に行った折り、まずレントゲンを撮り、
それによると、歯石が多く歯茎の深い所までくっついていると
いうので、歯石取りをしていただきました。
「あなたはこれまでに歯石を取ってもらったことがありますか
?」と尋ねられましたので、「いいえ」と答えましたら、びっ
くりされ、「アメリカでは、6ヶ月ごとに検診し、そのときに
クリーニング(歯石を取ったり、着色を落としたり)をします。
歯石を取り除くと細菌が減り、虫歯予防に大変効果的です」と
いうことでした。
私はこれまでに一度も歯石取りをしたことがなく、大変時間が
かかり、半年ごとに歯石取りをしているアメリカの人が、15
分程で全ての歯が終わるところを、40分ほどかかって1/4
しか
できませんでした。
残りはあと3回に分けて、取っていただくことになっています。
しかも、歯茎のかなり深い部分までくっついている歯石を取り
除かなければならないので、痛みが伴うからというので、普通
の場合には使わない局部麻酔をしてから作業が始められました。
歯石取りが終わると、フッ素塗布をして作業は終わりました。
その後、歯間をきれいにするフロスや歯間ブラシの使い方を丁
寧に指導していただき、フロスなどのサンプルをいただいて帰
りました。
特に、「フロスはすべての歯間に必ずていねいに使ってくだ
さい」とのことでした。
80才を過ぎる方が虫歯が一本もなく白いきれいな歯を保たれ
ておられるのが、「虫歯など問題ができたら治す」というので
はなく検診の際のクリーニングなど積極的な虫歯予防からつな
がっていることを新たに実感しました。
(水道水にフッ素が入っていることも虫歯予防に貢献している
そうですが)
将来は入れ歯にならざるを得ないのかしら・・・と思っていました
が、これからは6ヶ月ごとの歯石取りを続けていって、死ぬま
で入れ歯を使わずに過ごしたいと強く思った次第です。
診察台にはうがいの設備がなくバキュームだけなのにびっくり
しましたが、うがいをしなくても、口内はうがいをしたのと同
様な感じがしました。
また、レントゲンを撮るときは、診察台の上で取ることができ
たのにもびっくりしました。
レントゲンの器具は、診察台横の壁の扉の中に入っていて、レ
ントゲン写真を撮るときだけ顔の近くに器具が延びてくるよう
になっています。
また、写真を撮る歯の箇所に当てる板状のものがついているも
のを口に加えると、それとつながっている円状のものが、顔の
上にくるようになっていて、レントゲンの焦点を当てる部分を
顔の上に示すようになっていました。
こうして撮った写真は、診察台横のディスプレイで瞬時に見る
ことができる(しかも大きく)ようになっていました。
こうした器具の違いにも驚きました。
*矯正
子供が通っている学校で、歯の矯正をしている生徒をちょくち
ょく見ていましたが、矯正をしている人は、日本に比べると多
いようです。たまたま、お子さん二人が歯の矯正中だという日
本人の方のお話を伺うことができましたので、ご紹介します。
矯正歯科へ毎月通われていますが、矯正器具に付けるゴムの色
が何色も揃っていて、毎回「今度は何色にする?」と尋ねられ
るそうです。クリスマスの時期には赤と緑を交互にしたりバレ
ンタインデーの時期にはピンクなど季節に合う色も選べるよう
になっていて、楽しみながら矯正ができるようになっているの
を見られて、矯正へのイメージが変わられたということでした。
*インプラント
これもこの頃初めて伺った話です。
歯の状態が悪くなった場合に入れ歯にしますが、アメリカでは
「インプラント」というやり方があるそうです。これは、歯の
支柱になる物をあごの骨の中に埋め込み、型どりした歯をそれ
にかぶせるやり方だそうです。
手術は痛そうですが、入れ歯のように出したり入れたりしなく
て良いし、ぐらぐらすることもないのではないでしょうか?
*親知らずの抜歯
先日主人が歯の検診に行き、レントゲン写真を撮った折り、
「親知らずの状況が悪いので抜きましょう」ということになり、
4本の親知らずを一度に抜くことになりました。
手術は、手術専門の歯医者さんで全身麻酔でやっていただきま
した。主人の話では、「親知らずがなくなってかみ合わせがよ
くなったのか、以前よりもよくかめる気がする」ということで
した。アメリカでは成人前に親知らずを抜く人が多いようです。
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